感情を動かすコピーライティングの要素『わかりやすさ』
人が物を購入する動機 感情を揺さぶる要素『わかりやすさ』です。
使う言葉に具体性を持たせるということですね。仕事などで他人と意識を共有して仕事を進める場面を思い返してみると、対面して意識を共有する場合と、メール1通で意識を共有する場合とでは伝わりやすさが変わりますよね。
対面では身振り手振りや声のトーン、説明するための資料など、伝えるための手段はなんでも活用できますが、コピーライティングの場合は文字で伝えることしかできません。
わかりやすく具体性を持たせるには以下のような方法があります。
五感(視覚、聴覚、臭覚、味覚、触覚)
五感(視覚、聴覚、臭覚、味覚、触覚)で感じる表現でイメージしやすいようにリアルに描写するということです。
パチパチ、ジュージュー、サクサク、ふわふわ、はっきり、くっきり、ゆらゆらなどのオノマトペ(擬音語、擬態語)を使うとわかりやすい描写に使えます。
使い方としては、
「ウエイターが運んできた熱々の鉄板の上には、こんがり焦げ目のついたハンバーグがパチパチと音を立てながら横たわっている、ハンバーグからは白い湯気が立ちのぼり、ナイフを入れると中からジュワっと肉汁が溢れ出る。肉汁が勿体無いのでそのまま口に放り込んだら噛むたびに旨味たっぷりの肉汁が雪崩のように押しよせる…」
このような感じで事実を淡々と表現するだけでなく五感で感じる表現を描写するほうがリアルにイメージできますよね。
5W1H
WHEN(いつ)
WHERE(どこで)
WHO(だれが)
WHAT(何を)
WHY(なぜ)
HOW(どのように)
5W1Hについては報告・連絡・相談の際にも上司から教えられた方も多いのではないでしょうか。これはいろんなシーンで使うことができます。
ゴールデンサークル理論のところでもお伝えしたように、会社内での通達やプレゼン、セールスコピーなど、シーンによって伝える順番を変えたほうが効果的です。
例:
新年1月1日午前9時、○○神社、社員全員集合。新規事業など新しい動きが続くため商売繁盛・企業隆昌のご祈祷に向かいます。時間厳守でお願いします。
比喩
比喩とは想定読者にわかりやすく伝わるように例えるものです。特にセールスコピーの場合は読者に疑問をもたせるような文章は書かないようにするのがベターです。特定の業界の人しかわからないような表現や、難しすぎる表現も相手には伝わらないので気をつけてください。
文章例:
彼女は振り向きざまに微笑み、太陽のように僕らを照らした(太陽のような笑顔という比喩)
数字
数字は輪郭のぼやけたわかりにくい文章をはっきり明確にする要素です。
例:
毎日トレーニングしたら痩せました
↓
毎日10分のトレーニングを続けたら3ヶ月で15キロ痩せました
この本の内容を実践したら自由に使える時間が増えまし得た
↓
この本の内容を実践したら1日1時間の自由に使える時間が増えました
このように数字を入れるだけで伝わり方がかわるものです。セールスコピーを書く際にはとても重要な要素です。
対面して伝える場合とwebや紙面の言葉だけで伝える場合とでは伝わり具合も異なります。想定読者に疑問が出そうならあらかじめ解決できるように書くのがベターです。特に成約を左右するセールスの場面ではなおさらです。何度も見直してセルフチェックしてみてくださいね。
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