感情を動かすコピーライティングの要素『お祭り感』
人が物を購入する動機 感情を揺さぶる要素 『イベント性』について解説していきます。
今ではオンラインでもオフラインでもイベントやお祭りごとが行われていますが、あなたも足を運んだり覗きにいったりしたくなりませんか?
例えば、
・クリスマスに出かけてそれっぽいところで遊ぶ
・正月の初詣
・仲の良い友達が企画する○○パーティ
・近所の商店街のパレード
・地域のお祭り
・秋葉原などでやっている地下アイドルのイベント
・新装オープン、閉店セール
・新商品販売キャンペーン
・音楽フェス
・割引イベント
パッと思いつくだけでも結構浮かんできますが、人はお祭り騒ぎが大好きです。このように、ありきたりの日常を離れて、非日常感を得られるところに人は行動したくなります。商品を販売する際にプロモーションが組まれるのもそのためです。映画やドラマの会見やリリース時の宣伝もイベント性が含まれています。
昔から音楽業界ではアーティストが全国ツアーを行なっていますが、コンサートで収益が上がるものではありません。グッズやCDなどを販売してそれらの売り上げが彼らの大きな収益になるからコンサートを赤字覚悟で行なったりするのです。これもイベントに人が引き寄せられて大きな収益を得られるモデルです。
これらのイベント性はリアル・ネット問わずあらゆるビジネスで取り入れられています。希少性、特別感、話題性を出すためにアイドルを起用したり、芸人を起用したりするイベントも全国各地で行われていますよね。あなたの地元のお祭りでもやっているのではないでしょうか。
私もプロダクトローンチという手法でビジネススクールをプロモーションしてきましたが、この手法も元々は大々的にイベントキャンペーンを行う形で行われていたものです。今ではイベント性を全く感じませんが、最初はこの手法もイベント性があり大きな売り上げを生み出す手法として重宝されました。
セールスに関わるのであればどんなことに人が反応するのか敏感になっておくと良いと思います。郊外にある大型ショッピングモールに週末に行くと、老若男女それぞれをターゲットにして、それぞれの層にしかけが作られているので見てると楽しいです。
お祭りごとで人の気をひくという話は古事記でも『岩戸開き』で語り継がれていますので、楽しいところに人が集まるというのはそれくらい昔から変わらない人間の本質的な部分でもあります。どのような話か興味のある方はぜひ岩戸開きで検索してみてください。
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