感情を動かすコピーライティングの要素『売らない』
人が物を購入する動機 感情を揺さぶる要素『売らない』。
よく説明会セールスの場面やセールスレターの最後のほうにこんな言葉が並んでいることがあります。
「○○な人だけ購入してください」
「○○な人は一緒に○○な世界に行きましょう」
「こんな方は向いていません…」
このように、セールスをしているにも関わらず最後の最後にある一定の属性の人にしか売らない姿勢を見せるケースです。
これが売らない言葉です。これにはどういう心理的効果があるかというと、販売者側が求めていない属性の方には売れないように制限することができるので、購入者コミュニティの質を保てるのが一つ。
そして、買わされたという意識ではなく、読者が自分の意思で購入したという意識になり、喜んだり嬉しい気持ちになれるからです。
逆に買わされたという意識になってしまうと、ちょっとしたことでクレームになる可能性もありますし、購入者自身が「思ってたのと違った」という気持ちに陥ってしまう可能性があるからです。
嬉しい気持ちのまま商品・サービスを受けてもらったほうが良い結果が出るのは目に見えています。
このように些細なことで人間心理は正反対に動いてしまいます。これがコピーライティングの影響力です。強力なパワーを持っていますので、粗悪な商品をよく見せて売り上げるために使うのではなく、適切なターゲットに適切に価値を届けることが大切です。
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