感情を動かすコピーライティングの要素『仮想敵(共通の敵)』
人が物を購入する動機 感情を揺さぶる要素『仮想敵(共通の敵)』について。
今回もとても重宝する要素、商品の価値と、それを求めているターゲットに的確に伝えるために必要になる要素です。『仮想敵(共通の敵)』を出してくることでこちらのポジショニングが明確になります。それだけでなく共感を得ることもできるものです。
例えば、英語を教えているA社とB社があるとして、A社の特徴が低価格の動画教材販売。B社の特徴が高額のネイティブ講師のマンツーマン授業だとすれば、
A社のコピーを書くときは、B社を仮想敵にして、高い金額を支払わなくても弊社のこの低価格の動画教材だけで半年でペラペラになった事例がこれだけあります。といった見せ方ができますし、
逆にB社のコピーを書く場合だと、A社を仮想敵にして、安くて事例が多い動画教材が流行っていますが、実はそれだけではスピーキングの能力が身につきません、会話をすることが目的ならネイティブと話すことが上達の一番の近道だ。といった見せ方ができます。
このように、『仮想敵(共通の敵)』を出すことでこちらのポジショニングや理念も明確にできるものです。そして、英語を学ぶ人は過去にもいろいろな教材を手にしている場合があるので、その場合はA社で失敗した人はB社に共感し、B社で失敗した人はA社に共感するといった心理的効果も得ることができるのです。
ただ単純に、憎しみで叩いてるわけではないことは理解しておいてくださいね。同じ業界人同士仲が良い場合もあります。商品の価値とそれを求めているターゲットに的確に伝え、必要な人に必要なものをお届けするための要素です。
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