感情を動かすコピーライティングの要素『返報性』

感情を動かすコピーライティングの要素『返報性』

人が物を購入する動機 感情を揺さぶる要素『返報性』という要素。

他社から何かを与えられた際には、お返しをしなければならないという心理的感情になりますが、それが返報性の原理です。

東京のスーパーで地方の特産品を試食する機会がありますが、試食した後に店員さんにニコニコ顔で「いかがですか?」と聞かれると、ついつい美味しいものを無料でもらったから少しは買わないと悪いかな…、という心理が働いたりしますが、それも返報性の原理ですね。

私が生まれるはるか前からビジネスで使われている要素ですが、露骨にやると相手に悪い印象を与えかねません。

よくコンサル系の方が説明会やセミナーなどで「普段○○円で提供してるものを無料で提供しています」

と、過剰に強調する場合がありますが、その言葉がなければ普通に感謝するところを過度な見返りを求められているような気がして私なんかは少し嫌な気持ちになります。「あなたが熱くなってしゃべりすぎただけでしょ。」って思うときがよくあります。同じような情報を無料で提供してるのはその方だけではありませんしね。

テクニックに偏ったセールスコピーが、あやしい、胡散臭い、という印象を与えてしまうのは、このバランスがとれてないからです。

『徳を積む』という言葉がありますが、見えない善行を美徳とする文化がある以上は、自分でそれ言っちゃうと台無しです。

セールスコピーは売り込む手段ではなく、選ばれる手段ですので、書いたものを俯瞰してどう感じるかをその都度確認することが大事です。

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